Manchester’s Frozen

Until suicide

死にたい理由のひとつ

もう死ぬことしか考えられない。

 

自分は自分を生かすことができなかった。世界はぼくを生かすことができなかった。

 

ぼくは小学生時代、サッカークラブで多くの理不尽を経験してきた。

それによって、学校ではクラスメイトを内心見下すようになった。表には出さずとも、「俺はこいつらとは違う」というように孤高を気取っていた。

だから自分には他の誰も持っていない唯一無二の感受性乃至人間性が備わっていると思い込んでいた。

しかしそれは肥大化したプライドであり、枷でしかなかった。

そしてその自尊心は消えることなく、高校に進学し、中退した。

そして長い長いひきこもり生活が始まった。

 

ひきこもり生活の渦中にあっても、その枷は外れず、自分は「特別」だという意識が消えることはなかった。

 

だからそれを活かして、偉大な楽曲を制作できると思った。

しかしぼくは天才でも何でもなかった。音楽の才能などたかが知れていて、人間性や感受性の面でも凡庸だった。

 

そして今更平凡な希望を追い求めることなんてできない。

多くの時間を、叶わない無謀な夢のために費してしまった。

そして崇高な希望が潰えた今、生きるには平凡な希望を追うしかないが、今更遅いだろう。今更自分が働けるなんて到底思えない。その例のプライドが消え去る気配は無いから、働きたいという欲望は生まれない。

そして、ろくな働き口が見つからないだろうという予感がある。

こんな精神状態で働くための努力なんてできない。

もう生きることは諦めるしかないようだ。

 

許されない手段で
救われようとした

 

捨て去れない想いを
引きずり廻してた

 

耐え切れない心を
抱えたまま来てしまった

 

引き返せないところまで
幻想を纏ってしまった

 

これはSyrup16gの『find the answer』の歌詞である。

「許されない手段で 救われようとした」は、自殺して救われようとしたという意味だと思う。

「捨て去れない想いを 引きずり廻してた」は、平凡ではなく崇高な希望のことだと思う。叶わないから捨て去った方がいいのに、捨てきれないという葛藤が表現されている。

「耐え切れない心を 抱えたまま来てしまった」は、この記事における「枷」のことだと思う。肥大化したプライドを捨て去れずに、もうタイムリミットまで来てしまったということだと思う。

「引き返せないところまで 幻想を纏ってしまった」も、上記のようなことだろう。

まさにこの曲は、現在の自分の状況を表している。

 

 

やはり初めから創作活動なんて向いていなかった。

ぼくは他の誰よりも几帳面で真面目で完璧主義だった。そして創作なんてしたこともなかった。

だから普通に高校を卒業し、大学に行きたかった。

ぼくは暗記が得意だった。だから几帳面や真面目や完璧主義が活きる分野で一般的な生き方をしたかった。

この夏、漢字検定準一級の勉強をした。やはり暗記は得意だ。芸術なんて必要としない人生が向いていたんだ。

しかし何故漢字検定の勉強なんてしたのだろう。合格したところで何になる? 全ての努力が虚しい。

 

なんて悲惨で惨めな人生なのだろう。

理解者なんていない。ぼくはひとりで抱え込むことしかできない。

できれば、あと2年ほどで自殺したい。

これは死に至る病だと思う。

でも生きることを諦めたくないという自分もいる。

相克している。

ぼくはこの先どうなるのだろう。