Manchester’s Frozen

Until suicide

厭世

母親、子供生んで家庭を作ったわけだから勝ち組なわけですよ。

統計的に、勝ち組は愚かなんですよ。統計が証明しています。

勝ち組は想像力を持てません。人生の視野が狭すぎる。悲観することができない。

母親、目が腫れてしまい、こめかみに腫瘍ができてしまい、咳が止まらない。ぼくは心配している。全て快方に向かいますようにと祈っている。

しかしもしかして腫瘍が悪性だったら、咳もなかなか止まらず、目の腫れも悪化してしまったら。

ぼくはといえば、増した孤独と絶望に、過去最悪の症状が乗っかっている。平気なフリももうしんどい。自殺してしまうかもしれない。ぼくはニートだから恥ずかしくて病院に行けないのです。ネットでも孤立してしまいました。もう居場所がどこにもありません。殺人犯になるか? だったら自殺した方がマシだ。

母親は飼い猫に依存している、しかし飼い猫はもう若いとはいえず、いずれ死ぬ。

母親の腫瘍が悪性で、目も腫れて咳も止まらなかったら、そして息子が自殺して、飼い猫も死んでしまったら。

母親の飼い猫への依存度は高く、1度飼い猫が脱走したことがあって、1週間後に奇跡的に発見されるのだが、それまでの1週間は軽く鬱状態に陥っていた。そのまま見つからなかったことを想像すると悪寒がする。

母親はぼくが自殺したいと言ったら「心中する」などと言ったことがある。隣の部屋から咳が聞こえる。母親はいつの日か、悪夢に魘されたことがあった。

母親は「子育てを失敗した」と自分を責めている。娘をだらしない人間に育て、長男をニートにし、次男を家庭内暴力漢にした、と。これまで何度も後悔を零している。

母親は幸せになりたくて、父親と結婚し、子供を生んで家庭を築き、猫を買った。子供をスポーツクラブに通わせ、休日には遊びに出かけた。

しかしもしぼくが自殺すれば、その全てが絶望しか生まなかった。母親は自分をどれだけ責めるのだろう。

 

今この家庭で保たれているのは、ギリギリの安定の均衡である。

ぼくが自殺したら、全てが崩壊するだろう。

父親は普通に仕事をし、趣味をしているが、ぼくが自殺したら何も手につかなくなるだろう。

ぼくはギリギリだが、表に出すことができない。

父親の鈍感ぶりには閉口する。勝ち組だから想像力を持つことができないのだ。

ぼくが自殺すれば、全て間違っていたことに気付くだろう。

子供の自由を奪い、常に理想を押し付け、ありのままでいることを許さなかった。鉄拳制裁もあった。自分が次男を家庭内暴力漢に仕立てたのに、被害者のぼくを守らなかった。本来なら叱ることすら許されないほど自分に責任があるのに。

定年間近になって、今更気付くのか。それはなんと惨めなことなのだろう。そんなの信じたくないはずだ。今まで生まれてきてこの方、全て上手くいってきたはずなのに。

父親は適当な性格で、家族を不幸にすることに関してはスペシャリストだった。とにかく謝罪をしないのだ。しかし被害者になるのが上手い。

社会では善良な人間だ。親から見ても自慢の息子だろう。しかし息子から見れば毒親である。しつけや教育という名のもとにおいて子供を、この世で最も憎む蛆虫以下のように扱った。自分のことを棚に上げても、しつけや教育という名のもとに正当化した。咎めても無駄。必ず負けた。父親は敵だった。大敵だった。勝てなかった。父親は家族だけは苦しめていい存在であると思っている、信用されなくても別に困らないから。自分が幸福になりたくて結婚して生殖して構築した家庭に不幸を撒き散らす。教育者として失格。親は免許制であるべき。親として失格。学校教育に素人が紛れ込んでいたら問題になるだろう。家庭だって教育の場ではないのか? 親ガチャ失敗。

 

昔からうちは、傍から見ればごく普通の家庭の風景なのだが、内部では狂った歯車が回っていた。ぼくは学校も家もスポーツクラブもしんどかった。何もかも異常だった。

思えばサッカークラブも、やりたくて始めた訳では無かった。成り行きだった。鉄拳制裁と根性論の蔓延る時代錯誤の強豪クラブだった。休みなんて無かった。思えば毎日毎日雨天中止を願っていた。

家では常に母の怒鳴り声が響いていた。父親は単身赴任だった。一体毎日毎日何が問題だったのだろう。

社交的ではないぼくは責められた。同級生に出くわしたくないという理由で市内のレストランに行くことを拒否したのだが、ぼくは無理矢理腕を掴まれ、北朝鮮の如く拉致された。とんでもない家庭だった。

常に家庭内暴力漢に怯えていた。理不尽な理由で部屋は破壊され、辞書を投げられ額に痣を作った。その頭でヘディングしなければならなかった。休めなかった。気を抜いたら怒られるから常に怯えていた。他の記事でも書いたことがあるが、呆れるくらいの理不尽に襲われていた。

学校では友達ができず、休み時間はそこらじゅうを彷徨いていた。友達の作り方が分からなかった。

 

もう何もかも捨ててよかったんだ。休んでよかったんだ。もう限界だったんだ。何一つやる必要が無かった。劣等感を持つことも怯えることも。でも誰もそれを教えてくれなかった。全てがしんどかった。

虐められもした。学校でもサッカークラブでも。どこでも舐められていた。どこに所属しても最下位だった。ぼくには人を苛立たせる何かがあるのだろう。あと、こいつを虐めても反抗されないという余裕を持てる虚弱さがあるのだろう。実際誰よりも身長が小さかったし、細かった。顔面も幼かった。

今ここで反旗を翻したいよ。レジスタンスの炎で何もかも焼き尽くしたいよ。今からでも遅くない、しっかりと裁きたい。あの頃の自分を救いたい。負けたくない。許せない。全て間違っていた。あの頃は気付かなかった。誰も気づかせてくれないし、しっかりとした大人による対処も行われなかった。

馬鹿な大人に囲まれていた。大人になって気付いた。手遅れになってから。

 

不思議なことに、両親にとって子供は、ほかの何よりも大事なものなのだ。不思議だ。不思議で仕方ない。寧ろ誰よりも憎むべき存在ではないのか。

幸せはヤバいんだ。幸せは危険だ。不幸であった方がいい。不幸を知っておいた方がいい。不幸を知り過ぎると、子供なんて生めないから。それでいいから。子供なんて生まなければ苦しむことなんて無いのだから、双方。

復讐のために書いています。別に誰にも読まれなくても仕方ありません。ただ、間違いを是正したいのです。躓いた石を取り除くという当たり前の作業です。

今回、勢いで書いてしまった。全然まとまっていない。本当はテーマを絞って、精密に書きたいのだが、そんな余裕を持てない。

しかし本当に虚しいです。

今まで苦しいことしかない人生だった。もう行き止まりらしい。未来を描けない。精神が安定しない。もう完全に詰んでしまいました。