お前ら、Manic street preachersを聴いてくれよ頼むから。
『輪るピングドラム』というアニメにこんな台詞があった。
「明るい場所と暗い場所は共存しなくてはならないの。全てを明るい光で照らしてしまうと、必ずその反動で暗い場所が明るい場所を攻撃するのよ」
明と暗の共存なんて可能なのか考える。
現実的には不可能だと思う。
暗に「人権」を与えてしまったら、忽ち明の正常なシステムを狂わせ、やがては滅ぼすまでに至るだろう。暗にはそんな感染症的な魔力があるように思う。明は集合的無意識的にそれを察知していて、であるが故の暗の不遇だろう。滅ぼされたら困る。
だからここは明の独擅場で、暗は窒息してしまう。勿論呼吸器が締め付けられるわけではない。しかし精神の呼吸器は締め付けられる。そこから逃れたい。その方法は自殺か犯罪しかない。復讐だ。歌を作れなきゃナイフを持つしかない。それもできなきゃ自殺するしかない。
そんな状況を誰も何とも思わない。馬鹿な大衆は感情レベルの話しかしない。「1人で死ね」とか「世紀のクズ」とか。そんな奴に世界を任せている、そんな奴が生きやすい世界。転覆される必要があるんじゃないか。
別に犯罪擁護じゃないけど、そういう言論の必要性を感じるんだよ。
お前らの自滅なんだよ。いい加減気付けよ。
お前ら、Manic street preachersを聴いてくれよ頼むから。
マニックスやスミスの企てたのが暗の「人権奪取」だ。しかしまあロックは政治ではない。薬でも愛でもない。だからこそのロックなんだけどね。暗の住人のやれることの精一杯をやっている。
いつか俺の夢は、暗が人権を奪取すること。誰もが苦しまないような(自殺や犯罪に追い込まれないような)世界になること。
でも残念ながらきっと人類が終わるまで叶いそうに無いから悔しいなぁ。
俺は意志の方向へ息を吹きかけるんだよ。それが途絶えなきゃいいよ。俺以外誰も真剣じゃないし、皆酷いね。俺だけがこの世界を救えるというのに、そんな俺を無下にするなんて愚案だよ。
俺の息はきっと俺が死んだ時に途絶える、そしてこの世界は地獄のまま。
是非誰か俺の意志を引き継いでくれよ。いつか絶対に勝ちたいんだよ。俺は政府に直談判に行きたいよ。俺は過半数を超えたいよ。
ひとたび、決して意志の途切れない王国を作ろう。俺が王だ。
こうして変なカルトが出来上がるんだと思う。俺は麻原だ。俺はオウムと同じことを考えている。暴力的手段しか考えつかない。
お前ら、Manic street preachersを聴いてくれよ頼むから。
最高じゃないか。そんなことを歌うマニックスが俺の英雄なんだよ。
ワルプルギスの夜が起こってくれ。サードインパクトが起こってくれ。魔法少女もエヴァも無い。そのまま為す術もなく滅んでくれていい。カムクリーン。別に戦わなくていいのにと思ってしまう。俺は非国民。人間失格。
絶対叶えたかったんだから。俺が死んだ後でもいいから。諦めるのが上手くないんだよ俺は。叶いもしないのに、憎悪が切れることは無いから諦められないんだよ。どうすりゃいいんだ。
しかし、俺みたいな奴っていないのかな。
別に正義ぶってるわけじゃないんだよ。心からムカついてるんだよ。概念になりたいね。名付けられたら最高じゃないか。名声が欲しいよ。スピッツの『名前をつけてやる』もそういうロジックから生まれたんだと思う。
やはり社会に怒ってるものが好きだな。マニックスとかスミスとか、遡ればジャムとかクラッシュも。ロンドンパンクはずっと好きだね。最近闇落ちした俺は音楽的には離れてしまったけど、スピリッツ的には変わらずじまいだ、灰になってくれない。