Manchester’s Frozen

Until suicide

クズのジレンマ

精神状態が悪い。しんどい。

ぼくは曲を作っている。死ぬまでに作り上げたい曲のストックがある。しかし鬱の渦中にあっては、作業に着手するハードルが高くてなかなか進められない。PCを開くのが億劫なのだ。ギターを持つ手も震える。

「このまま死ぬのではないか」という恐怖があるから、「曲を作り終えるまで死ねない」って焦る。しかし焦っても無駄だ。波が引くのを待つのみだ。

まあ自殺しない限り死なないから死ぬことはないということは分かっているんだけど、死ぬのではないかとガチで思う。いつか実行してしまうのではないかって。

 

じゃあ精神状態が良い時に作業すればいいって話になります。しかし精神状態が良い時は、「別に今やらんでよくね」みたいな楽観野郎になります。苦痛はぼくを創作へ駆動するエンジンです。だから特に追い込まれていないとつい楽してしまう。ぼくはこれをクズのジレンマと呼びたい。

 

元気があれば何でもできるって名言あるじゃないですか、あれって真理だなと思うようになりました。鬱病になってからよく沁みます。

鬱の渦中では、とにかく良くなりたくて仕方ない。身動きも取れない状態で、元気なときにもっと現実と真摯に対峙しておくべきだったと後悔する。そんなクズのジレンマの最中には、寝そべりながらこんな文章を書くことくらいしかできない。